現行の建築基準法では、木造住宅の確認申請時に一部の計算結果や関連図書を省略(詳細な構造計算はしなくても申請が通る)できることとなっています*1。弊社では以下の理由から通常の木造2階建て住宅であっても許容応力度計算することをお薦めしております。

  • 補助金や税制優遇等が受けやすくなる。長期優良住宅や住宅性能評価住宅*2の申請のためには構造計算が必要です。
  • 安心、安全、合理的な設計になる。荷重の大小に合わせて部材を使用することができる。
  • 長寿命、高耐久な建物になる。次世代に住み続ける住宅にできる。

構造計算を行う際には、「計算を行う対象の部材や建物にどのような荷重が掛かっているのか?」を順を追って計算していきます。そのため計算書類は百枚単位になります。

*1:建築基準法第6条の4(建築物の建築に関する確認の特例)

*2:一般社団法人住宅性能評価・表示協会 のウェブサイト(http://www.hyoukakyoukai.or.jp/)に詳しく載っています。